桜模様の南部鉄瓶
桜の花をあしらった意匠です。及源鋳造(OIGEN)の焼型鉄瓶では、伝統工芸士が祖父の代から受け継いだ道具を使い、一輪一輪ていねいに文様を押していると紹介されています。
該当 12 銘柄
模様は「鋳型」に押されています
南部鉄瓶の模様は、できあがった鉄瓶に彫ったり打ち込んだりしたものではありません。南部鉄器協同組合の工程解説には「鋳型の内側に紋様を押したり、鋳型の肌に肌打ちをします」とあり、押す相手は鋳型です。岩鋳はさらに具体的に「挽き上げた胴型が乾燥しない間に文様を捺します。真鍮の棒の先を円錐形に尖らせた霰棒で一つひとつ捺していきます」と説明しています。
乾く前の鋳型に一粒ずつ捺した窪みが、流し込まれた鉄に写し取られて模様になる——だから模様の均一さがそのまま鋳型づくりの技術を映します。なお本サイトは、模様の意味や由来については工房が公式に説明している範囲だけを掲載しています。